2012年8月16日(木)
政治の流れ変えよう
全国から官邸前アクション
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「消費税増税やめろ!」「みんなで政治の流れを変えよう!」―。消費税増税と社会保障切り捨てに突き進む野田首相に声を上げようと、貧困問題に取り組む人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」は15日、首相官邸前で「スタンディングアクション」を行いました。
野田政権は、自民、公明両党と消費税増税法成立を強行。同時に、社会保障は切り下げる「社会保障制度改革推進法」も成立させました。
「運動はこれからです」と話すのは、ホームレス総合相談ネットワークの大河内知彦さん。「『増税イヤだ』で連帯して、選挙では消費税増税を反対する議員を選び、みんなが豊かに暮らせる社会をつくろう」と呼びかけました。
首都圏青年ユニオンの河添誠書記長は「増税と社会保障を切り下げる枠組みだけが決まった」と批判。「年収200万円以下の人が1045万人もいる。ここへ消費税が8%、10%へと上がったらどうなるのか」と強調し、運動を広げる決意を述べました。
大阪府柏原市から来た司法書士の徳武聡子さんは「国民の願いに沿って社会を変えるのは地道な活動が必要。少しでも多くの人が声を上げられるように行動していきたい」と話しました。
国土交通労働組合の書記を務める女性は、1回目から毎回参加しています。「国家公務員は人員削減され厳しい労働条件の中、さらに、一方的に賃金カットされている。大型公共事業や米軍への思いやり予算よりも人を大切にするお金の使い方を」と訴えました。