2012年8月14日(火)
米軍機墜落 繰り返すな
オスプレイ配備反対 沖国大 集い
事件から8年
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米軍普天間基地所属の大型輸送ヘリCH53Dが沖縄県宜野湾市の沖縄国際大学構内に墜落・炎上した2004年8月13日から8年となる同日、同大学主催の「普天間基地から沖縄を考える集い」が開かれました。
老朽ヘリの代替として日米両政府が同基地への配備と全国での低空飛行訓練をねらう垂直離着陸機MV22オスプレイにたいして全国に怒りが広がるなか、沖縄では「沖国大の事件を繰り返すのか」「世界一危険な基地に欠陥機はいらない」の声が急速に広がっています。
真夏の太陽が照りつける集いでは、大城保理事長・学長が「米軍の理不尽さ」への怒りと事件風化の懸念を表明。「改めて普天間基地を使用する航空機の即時飛行中止とオスプレイ配備に強く反対する」と訴えました。
続いて同大の学生・院生6人が登壇。「日米安保のためなら、私たち国民、県民、市民の命が脅かされてもよいのでしょうか」(4年、男性)、「生まれ育った嘉手納町では、幼稚園から中学校まで戦闘機墜落を想定して避難訓練が行われていました。私は『基地のない沖縄』を体験したことがありません」(4年、女性)などと基地のない平和な沖縄への思いを語りました。
1人で集いに参加した女子学生(19)は「沖縄戦に関心があり、墜落事件にも憤りを感じていました。オスプレイが心配です」と話していました。