「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2012年8月13日(月)

イラン敵対露骨

“潘総長は非同盟会議出るな”

イスラエル

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 【カイロ=小泉大介】イラン核問題をめぐるイスラエルの敵対姿勢が露骨さを増しています。以前から同国政府は単独先制攻撃を辞さない立場を示してきましたが、地元メディアも連日、この問題を報じるなど緊張が高まっています。

 イスラエルのネタニヤフ首相は9日、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と電話会談し、8月末にイランの首都テヘランで開催される非同盟首脳会議に同事務総長が出席を予定していることを激しく非難しました。

 ネタニヤフ首相は「事務総長の首脳会議出席は大きな誤りだ」「非常に失望した」などと表明。「会議出席は、国際社会の平和と安定にとってこれ以上ない脅威となっているイランの体制に対し正当性を与えるものだ」と述べ、出席中止を求めました。

 一方、イスラエル紙ハーレツ10日付(電子版)は、安全保障部門のトップレベル高官が「われわれの喉元につきつけられた刃物は、六日戦争時のものよりもはるかに鋭い」とし、イランの核の脅威は、1967年の第3次中東戦争時の敵対国のそれよりも大きいと述べたと伝えました。同高官は「核保有国となったイランに対処することは、核保有を阻止すること以上にはるかに困難だ」とし、軍事攻撃の姿勢を鮮明にしました。

 第3次中東戦争はイスラエルがエジプトやシリアなどを先制攻撃し始まった戦争。イスラエルはわずか6日間の戦闘で、パレスチナのヨルダン川西岸、ガザとともに、エジプト領シナイ半島やシリア領ゴラン高原を占領しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって