2012年8月11日(土)
大飯とめろ
官邸前行動
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民主・自民・公明による消費税増税法案の強行をめぐって国会周辺に抗議の声がひろがった10日、首相官邸前や国会、霞が関一帯で9万人(主催者発表)による「大飯原発を停止せよ」「原子力規制委員会人事案を撤回せよ」の訴えがこだましました。
「原発推進総理を続投させんな!」と書いたゼッケンを身につけた男性(32)=東京都台東区=は「なぜ野田首相が不信任じゃないのか、私たち国民の気持ちとあまりにもかけ離れている。(不信任案)否決ときいたときは怒りで震えました。原発再稼働をすすめようとする政治のすべてが許せない」と憤りをあらわにしました。
行動をよびかけたのは。首都圏反原発連合(反原連)の有志。夏休みということもあり、子どもを連れた家族の姿が目立ちました。反原連は、誰でも安心して参加できる行動にするため、国会議事堂正門前に恒例のファミリーブロックを設営しました。
2歳の娘をのせたベビーカーを押す女性(29)=東京都渋谷区=は「原発は再稼働し消費税も上げるし電気料金値上げも認めて、しかも原子力規制委員会の人事案まで原発推進のための詐欺みたいな内容。歴史に残る最悪の首相だと思います」と話しました。
小学4年の娘とともに参加した女性(41)=さいたま市=は「首相はどれだけ原発で国民を痛めつければ気がすむのか。すぐに再稼働をとめて福島の人たちに十分な援助をしてほしい」と話しました。
日本共産党の志位和夫委員長も参加しました。この日も全国各地で呼応し、数十カ所で再稼働反対の行動が取り組まれました。