2012年8月9日(木)
命に直結 消費税増税
官邸前、困っちゃう人々の会訴え
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貧困問題にとりくむ人たちがつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」は8日、消費税増税反対、生活保護をはじめとする社会保障改悪反対を訴えて、4回目の「スタンディングアクション」を首相官邸前(東京都千代田区)で行いました。
首都圏をはじめ愛知や秋田など各地から参加した150人を超える人々が、官邸前に集まりました。持ち寄った唱和の文言や歌などを通して思いを訴え、手作りのプラカードや横断幕を高く掲げて「消費税増税反対」「生きていることに誇りが持てる政治を」などの声を響かせました。
作家の雨宮処凛さんが、生活保護受給者へのバッシングが強められている問題にふれ、「いまが正念場、生活保護守れの声をあげていこう」とよびかけました。
行動に初めて参加した会社員(35)=渋谷区=は「いまでさえ給料から所得税や社会保険料がどっさり引かれているのに、消費税が上げられればさらに厳しくなる。政治家は私たちの暮らしを想像できていない」と憤慨します。
34歳の会社員の女性=杉並区=も初参加です。「消費税の問題は人ごとだと思ってきた。でも、今日、みんなの声を聞き姿を見て、原発事故の問題と同じように命にかかわる問題なんだと気づいた」と話しました。
日本共産党の紙智子参院議員が行動に参加し「消費税をなんとしても廃案に」と参加者を激励したほか、国民の生活が第一、社民党の議員も訴えました。