2012年8月7日(火)
首相に大飯即時停止要求へ
首都圏反原発連合 あす面会
ネットで生中継
原発の再稼働に反対して首相官邸前の抗議行動を続けている首都圏反原発連合(反原連)は6日、首相官邸で野田佳彦首相に面会し、再稼働した関西電力大飯原発の即時停止などを求めることを明らかにしました。面会は8日午後の予定です。要求が受け入れられない場合は抗議を続けることを勧告する、としています。
反原連の発表によれば、官邸前抗議行動などに参加した超党派国会議員の協力で野田首相との面会が実現することになりました。首相への要求項目は、▽大飯原発の再稼働を中止すること▽現在検査で停止中の全ての原発の再稼働をさせないこと▽国策としての原子力政策を全原発廃炉の政策へと転換すること▽原子力規制委員会の人事案の白紙撤回―の4点。福島現地からの声も届けます。
この日の行動は、インターネットを使い首相官邸ホームページで生中継されます。首相との面会後、反原連による記者会見も計画されています。
反原連はこれまで、官邸に対して申し入れの実現を繰り返し要求してきましたが、官邸側が拒否し続けてきました。大飯原発再稼働決定以降も巨大化を続ける官邸前抗議によって、野田政権もこうした動きを無視できなくなった、としています。