2012年8月6日(月)
バス事故再発を防げ
穀田氏が抜本策要求
衆院委
日本共産党の穀田恵二議員は3日の衆院国土交通委員会で、2日未明にあった東北自動車道での高速ツアーバス追突事故について、事故の真相解明を急ぐとともに、違法実態の解消や規制強化など抜本的な再発防止策を求めました。
国土交通省が定めた夜間乗務時間の上限基準は10時間ですが、今回の事故では運行計画上の乗務時間が11時間30分で上限を超えており、国交省は「交代運転者の配置が必要であった」としています。
穀田氏は、国交省が「安全確保の徹底」についての通達を発出したばかりであり、同省の一斉点検・監査では法違反が8割にのぼっていることをあげ「再発防止のための思い切った措置を取るべきだ」と迫りました。
羽田雄一郎国交相は「事故を起こしたバス業者、旅行業者に特別監査を実施し、改めてすべての高速ツアーバス事業者に安全確保の再徹底を指示した。よりいっそうの事故防止に努める」と答えました。