2012年8月3日(金)

内閣不信任案で共同呼びかけ

志位委員長が会見

（写真）記者会見する志位和夫委員長（左）、市田忠義書記局長＝２日、国会内

　日本共産党の志位和夫委員長は２日、国会内で記者会見し、今国会での消費税増税法案の成立を阻止するため、共産、みんな、社民の３党で内閣不信任案を提出するための共同を呼びかけたことについて、「３党はそれぞれ、消費税に対する考え方を持っているが、今国会で消費税増税法案の採決を阻止し、廃案に追い込むという一点で共闘し、『国民の生活が第一』、きづな、新党日本、新党改革に共同の提案を呼びかけて実らせたい」と述べました。

　志位氏は、参議院の委員会で６日、７日の中央公聴会の設定が強行され、自公両党が８日の採決を迫っていることをあげ、「消費税の大増税法案をこのまま通していいのかという問題がある。それを阻止するべく、有効な手段として内閣不信任案を提起するということを３党で合意した」と強調しました。

　「生活」など各党の対応について記者団に聞かれ、志位氏は「それぞれの党から『重く受け止めて検討する』との返事があった。党首会談を開くことには前向きな返答があった」と述べました。

　また、自公両党の対応について「私たちは増税反対の立場で不信任案を提起するが、不信任案そのものは『野田内閣を信任せず』という一文だ。自公両党も、よもや『野田内閣信任』とはならないだろうと思っている」と述べました。