2012年8月2日(木)
オスプレイ配備許さない
沖縄4私大学長が声明
「黙っていられない」
沖縄県内の4私立大学でつくる県私立大学協会(中原俊明会長)は7月31日、県庁で記者会見し、日米両政府が狙う米軍普天間基地(宜野湾市)への垂直離着陸機MV22オスプレイの配備に対し、反対する声明を発表しました。
記者会見したのは、大城保沖縄国際大、加藤彰彦沖縄大、中原俊明沖縄キリスト教学院大・沖縄キリスト教短期大、福地孝沖縄女子短期大の4学長です。
声明は、現在でも大学上空を米軍機が轟音(ごうおん)とともに飛来通過し、授業が妨げられている現状を指摘。オスプレイが配備されれば、受忍限度をはるかに超える事態になることは必定(ひつじょう)とし、「教育研究環境の平穏と安全を確保するのは、大学として当然の権利であり、義務である」と強調しています。
中原会長は「平和と正義を説く使命を担う大学人として、沖縄の過去の戦争の歴史と過密な米軍基地の現状に思いを致し、配備反対の声を上げることを決めた。大学人として黙っていられない」と語り、5日の県民大会への結集を呼びかけました。