2012年7月30日(月)
“増税は往復ビンタ”
高橋議員迎え経済懇談会
青 森
日本共産党青森県委員会は29日、青森市のホテル青森で、日本共産党の高橋ちづ子衆院議員を迎えて経済懇談会を開きました。
50人が参加。堀幸光県委員長の主催者あいさつのあと、来賓の鹿内博青森市長が、「こういう機会を与えていただき感謝したい」とあいさつ。「経済とくらしの状況からして消費税増税はやめてほしい」と話しました。
高橋議員は、大企業と富裕層への応分の負担など「応能負担の原則」にもとづく税制改革、国民の所得を増やして経済を立て直す改革を同時に進めれば、消費税に頼らずに社会保障の充実、財政危機の打開が可能であることを「提言」ダイジェスト版をもとに、報告しました。
ゲストスピーチで、県社会保険労務士会の葛西一美会長は、「介護保険料なども取りやすいところから取り、さらに消費税増税では往復ビンタだ」と指摘。
こんにゃく製造・株式会社福島屋の鎌田慶弘代表取締役は、「政治は弱い人の視点に立って考えるべき」だとし、中小企業の現状にもふれ、中小企業金融円滑化特例法、緊急雇用の継続の必要性を訴えました。
古川正隆蓬田村長は、環太平洋連携協定(TPP)が農業などに壊滅的打撃を与えるとして、「農業、農家を守る政治でないとダメ」と話しました。
フロアからの発言では、県農協中央会の職員がTPPの問題点、国の「青年就農給付金制度」に希望者が殺到し、予算枠が削減されたことを取り上げ、高橋議員に協力を求めました。
高橋議員はこれらへの見解を示し、「実現のためにいっしょに頑張りたい」とのべました。