2012年7月30日(月)
復興・未来テーマに「子ども国会」
「環境エネもっと」 発言次々
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2000年以来3回目となる「子ども国会」が29日、全国の小学5・6年生150人が参加して国会議事堂で開かれました。主催は参議院で、「東日本大震災からの復興と私たちの未来」をテーマに30日まで行われます。
子どもたちは議事堂の中央玄関から緊張した表情で登院。「議員バッジ」を胸につけ会議に臨みました。
「国会議員」たちは六つの委員会に分かれて議論。「地域、日本全体のきずな」第1委員会では、福島県の男子児童(小6)が、震災で十分な医療を受けられず困っている人の姿を見て「医者になりたいと思った」と発言。原発事故で「僕たちの生活は一変した。今も放射能汚染は解決せず、除染の必要な場所もたくさんある」と語りました。
「世界の人たちとのきずな」第1委員会では、秋田県の女子児童(小6)が、原発反対の運動が高まっていることにもふれ、「原発中心だった日本が環境エネルギーをもっと使うようになれば、世界にも広まり貢献できる」と話しました。
この日の最後に行われた歓迎会で日本共産党の井上哲士参院議員は「みなさんの熱心な討論に感激です」とあいさつ。「みなさんも今日学んだことを生かして、いろんな形で声を国会に届けていただき、一緒に良い国をつくっていきたいと思っています」と話しました。