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2012年7月29日(日)

私学の存在意義語る

長崎・雲仙 全私研スタート

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(写真)第43回全国私学夏季研究集会の全体会で披露された長崎県の瓊浦(けいほ)高校エイサー同好会のパフォーマンス=28日、長崎県雲仙市

 全国から約1200人の教員、保護者、高校生らが参加する第43回全国私学夏季研究集会(全私研)が28日、長崎県雲仙市の雲仙温泉を会場に3日間の日程で始まりました。

 午前中の全体会では、全国私立学校教職員組合連合の山口直之書記長が基調報告。競争教育にさらされている子どもたち、教師、私立学校の現状をのべながら、「私学無償化の展望のなかでの私学の存在意義、独自性、教育実践の自由について分科会で活発な議論を」と提起しました。

 20年前の雲仙大火砕流の被害を受けた長崎県の島原中央高校から、被災後支援してくれた愛知県の弥富高校との交流が今も続き、東日本大震災後、宮城県の気仙沼女子高校との交流に発展したとの報告がありました。反貧困ネットワークの湯浅誠事務局長が「貧困と格差から見た教育・福祉」と題して記念講演しました。


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