2012年7月25日(水)
抗議住民を排除、工事
オスプレイ着陸帯 防衛局また強行
沖縄・高江
日米両政府が岩国市民や国民の声を無視して垂直離着陸機MV22オスプレイの岩国陸揚げを強行した翌24日、沖縄防衛局が沖縄県東村高江でオスプレイ着陸帯建設工事を19日に続いて強行しました。
午前中、防衛局は砂利を積んだ大型トラック2台をはじめ数十人で、人家から最も近い建設予定地(N4)に押しかけました。
防衛局は使用許可外の場所にトラックをとめて砂利搬入を開始。抗議する住民らを警察官が排除しました。
居合わせた住民の一人は「防衛局職員と業者が抗議する住民を挟み込むようにしたうえ、名護署員が1人ずつ肩をつかみ、放り投げるように道路わきに追いやった」といいます。「2007年から抗議に参加しているが、こんなことは初めて。いよいよなりふり構わなくなってきた感じだ。彼らは抜き打ち的にやってくるので、多くの方に支援にきてほしい」。
日本共産党県委員会と県議団は、高江の工事強行に抗議・即時中止要請を24日午前の日程で申し入れましたが、防衛局は同日の申し入れを拒みました。
党県議団の前田政明団長代理(県議会米軍関係特別委員会委員)は「工事中止・建設断念の申し入れへの回答が工事強行なのか、怒りを禁じえない。配備と新基地建設を許さないたたかいを全国に呼びかけたい」と語りました。