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2012年7月21日(土)

暴対法改正案を可決

塩川議員 警察は検挙に全力を

衆院委

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全会一致で

写真

(写真)質問する塩川鉄也議員=20日、衆院内閣委

 暴力団対策法改正案が20日の衆院内閣委員会で、全会一致で可決されました。

 市民に対する危害を防止するため事務所の新設など抗争誘発行為の抑止や暴力的要求行為の直罰化などを盛り込んでいます。

 採決に先立つ質問で日本共産党の塩川鉄也議員は、市民の危害未然防止を目的とする法改正には賛成だと述べる一方、暴力団員による犯罪の検挙が進んでいないことを指摘しました。

 警察庁は、2011年以降、九州での抗争事件が42件のうち検挙は12件、市民への襲撃27件中検挙は2件だと報告しました。塩川氏は「暴力団対策法の効果的運用だけでなく、犯人の検挙に警察は全力を尽くすべきだ」と主張しました。

 松原仁国家公安委員長は、「重く受け止めている。早期検挙とともに警戒活動、保護対策を徹底し、地域住民の不安を解消する必要がある」と述べました。


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