2012年7月19日(木)
消費税・社会保障… 困っちゃう人々集まれ!
反貧困行動スタート
毎水曜 首相官邸前
「消費税増税反対」「生活保護バッシングをやめよ」「社会保障の切り捨ては許さない」―。国民の生活実態を無視して増税と社会保障改悪に突き進む野田首相に対し一緒に声をあげようと、18日夕、首相官邸前で、「このまますすむと困っちゃう人々の会」主催の「スタンディングアクション」がスタートしました。同会は貧困問題にとりくむ幅広い人たちで構成。アクションは毎週水曜日午後6時から8時まで行います。
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1回目のこの日、官邸前にはツイッターなどでの呼びかけにこたえ各地から170人が集結。リレートークとシュプレヒコール、歌で官邸へ向けそれぞれの思いを訴えました。
反貧困ネットワーク代表の宇都宮健児弁護士(日弁連前会長)があいさつ。「貧困と格差が広がっているのにどこを向いて政治をやっているのか。当事者が直接声を上げることが国の政治を変えていくことになる」と力を込めました。
呼びかけ人の一人で昨年1月まで生活保護を利用していた小松千矢子さんは、生活保護バッシングの中で保護利用者が追いつめられている現状を告発。「私たちの思いを可能な限り伝えていきたい」と話しました。
東京都国分寺市から参加した女性(26)は、きょうだい3人で奨学金の返済額が1000万円になるといいます。「前回の消費税増税で自営の父は仕事が立ち行かなくなった。増税で国民の命を奪うような政治はやめてほしい」と語りました。
日本共産党の田村智子参院議員が連帯のあいさつ。民主、社民議員らも参加しました。