2012年7月17日(火)
自衛隊統合防災演習開始
統合運用強化狙う
市ケ谷・朝霞
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2012年度自衛隊統合防災演習(指揮所演習)が16日、市ケ谷駐屯地(東京都新宿区)、朝霞駐屯地(練馬区、埼玉県朝霞、和光、新座3市)を中心に始まりました。
首都圏各地の平和・民主団体や日本共産党地方議員らは、自衛隊が渡河訓練を行った埼玉県志木市秋ケ瀬や練馬駐屯地(東京都練馬区)で監視行動に取り組みました。
演習では、防衛省制服組トップの統合幕僚長が統裁官を務め、陸上自衛隊東部方面総監部(朝霞駐屯地)が統合任務部隊司令部として陸海空3自衛隊の全部隊を一括して指揮します。関係省庁、自治体、米軍なども含め約5000人が参加し20日まで実施されます。
演習は2006年3月に、権限が強化された統合幕僚長のもとで、大規模災害を含む「多様な事態」に対し、陸海空3自衛隊が一体で軍事作戦を展開する新たな「統合運用」能力を強化することが目的。06年9月以降、今回で6回目です。
今回の演習には米軍が初めて参加。千葉市を除く首都圏の東京、埼玉、千葉、神奈川の4都県、さいたま、横浜、川崎、相模原の4政令市も参加します。
演習と連動し、東京23区をはじめ首都圏各地の地方自治体役所や公園などに部隊が展開し、自治体との連絡調整や通信網の構築などの実動訓練を行います。