2012年7月17日(火)
さようなら原発集会
オレたちの世代で変えよう
ミュージシャン・俳優ら訴え
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16日の「さようなら原発10万人集会」(東京・代々木公園)で、メーン会場近くの第3ステージでは、ミュージシャンらによるライブや、脱原発の発言を続ける人たちのトークが繰り広げられました。
ミュージシャンの難波章浩さんは「オレたちの世代で絶対変えよう。まず(原発を)止めよう」と呼びかけ、参加者はこぶしを突き上げて応えました。
福井県からも3人の男性シンガーが駆けつけ、「福井にも原発反対の人はたくさんいます。声をあげてまだまだ頑張りましょう」と呼びかけました。
福井県の高速増殖炉「もんじゅ」をもじったキャラクターのもんじゅ君は、ジャーナリストの津田大介さんとのトークショーで「1年前よりデモに参加したり原発のことを考えたりすることへの壁がずっと低くなっていることが大きな前進だと思いますだよ」と話しました。
俳優の松田美由紀さんは、「みなさんが当たり前のことを言っていることが、原発が1基しか動いていないことにつながっている。自信を持って脱原発しましょう」と語りました。
青森、福島からの参加者も訴え。東京電力福島第1原発に近い福島県葛尾(かつらお)村から三春町に避難している女性は、「再稼働を推進する人たちは、荒れ果てた村の姿を見てほしい」と涙ながらに訴えました。
ツイッターで集会を知り、ステージを見ていた東京都港区の女性(33)=自営業=は「経済のことを考えると迷ったこともありましたが、これだけみんながいやな思いをしている原発にはもう反対です」と話しました。
このステージは、首都圏反原発連合が担当しました。