2012年7月14日(土)
小沢氏らの新党について
志位委員長 会見で表明
日本共産党の志位和夫委員長は13日の記者会見で、小沢一郎元民主党代表らが結成した「国民の生活が第一」との連携について記者団から問われ、「この間、わが党は、消費税の増税法案を今国会で廃案に追い込むという一点で、国会内の共闘をやってきた。小沢氏は、増税法案は撤回させるといっており、この点では協力の条件があると考えている」と述べました。
そのうえで志位氏は「ただ消費税問題に関する考え方は根本的に違う。小沢氏らの新党やみんなの党は『消費税増税の前にやるべきことがある』という立場だが、私たちは『消費税に頼らない別の道がある』という立場だ」と強調。「『増税の前にやるべきことがある』という立場では、『やるべきこと』をやった後には増税が待っている。『やるべきこと』の中身も公務員の人員や給与の削減、比例代表の定数削減など国民の利益にそむくものであり、二重に展望がない道だ」と指摘しました。
志位氏は「富裕層や大企業に応分の負担を求める税制改革や国民の所得を増やす経済改革をやれば、消費税に頼らなくても、社会保障を拡充し、財政危機を打開する道がある。この展望を大いに語っていきたい」と述べました。