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2012年7月10日(火)

原発ゼロへ2700人集う

新潟県民大集会

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(写真)原発ゼロ、柏崎刈羽原発の廃炉などを求めるにいがた県民大集会参加者=8日、新潟市

 「原発ゼロへ!にいがた県民大集会」が8日、新潟市の県スポーツ公園で開かれ、2700人が集まりました。参加者は「原発なくせ」「子どもたちの未来を守れ」と声を合わせました。集会は、宗教者、弁護士、医師、大学教授、児童文学作家など県内各界の16氏が呼びかけました。

 来賓の福島県浪江町の馬場有(たもつ)町長は、「大飯原発の再稼働はとても信じられない」とのべ、2万1000人の町民が県内外に避難し、多くの家族がバラバラにされたと告発。「将来を担う子どもたちに大変申し訳ない。おとなの責任として全炉廃止は当然だ」と話しました。

 柏崎市で原発反対の住民運動をしている高橋優一さんは「もう日常生活を原発で脅かされたくない」と訴えました。

 関根征士・新潟大学名誉教授が呼びかけ人を代表して開会あいさつ。基調報告した五十嵐修氏(新潟民医連会長)は、元県仏教会長が集会に賛同を寄せるなど共同の広がりをのべ、柏崎刈羽原発の廃炉と「原発ゼロの日本」の政治決断を求めていくと提起しました。

 集会は、立場の違いや党派を超えて原発ゼロの一点での共同を呼びかけるアピールを採択、参加者は市内をデモ行進しました。


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