2012年7月6日(金)
オスプレイの欠陥指摘
沖縄・渡久地県議 配備反対迫る
日本共産党の渡久地修沖縄県議は、5日の県議会一般質問で、日米両政府が配備を狙う垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについて、危険な欠陥・問題点を明らかにし、配備絶対反対を迫りました。
渡久地氏は、オスプレイ配備をめぐる米軍の環境審査報告書に、同機が敵地強襲を目的としていると明記されている点を指摘。「オスプレイが沖縄、日本を守るものではないのは明らかだ」とのべ、仲井真弘多知事らの見解をただしました。
渡久地氏は、オートローテーション(エンジン停止時の安全着陸を可能にする)機能欠如のほかにも多くの問題点があることを強調。▽ヘリコプターモード時、揚力不足で制御できなくなる状態(ヴォルテックス・リング・ステート)を避けるには「限界が出てきている」とのべた米政府の報告がある▽米議会が海兵隊に調達予算を承認した機数126(うち12機が事故など)に対し、海兵隊の保有公表数は71機にすぎず43機分の所在が不明となっており、未公表の不良機体の存在が疑われている―ことなどを紹介しました。
仲井真知事は「どれをとってみても配備計画は中止するよう強く要求していくべきだと思う」とのべました。