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2012年7月4日(水)

こども病院 人工島移転に不安

山下議員ら調査・懇談 神戸

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(写真)こども病院で説明を受ける(前列左から)金田、山下、堀内の各氏と丸尾氏(右から3人目)=3日、神戸市須磨区

 小児高度医療と周産期医療をになう兵庫県立こども病院の老朽化対策と機能向上のため神戸港の人工島・ポートアイランドへ移転させようという計画に、医師会や患者・家族などから反対の声が広がり、大きな問題となっています。

 この問題で日本共産党の山下芳生参院議員、堀内照文衆院近畿ブロック比例予定候補、金田峰生参院予定候補は3日、患者の家族から意見を聞くとともに、神戸市須磨区の、こども病院を訪れ調査しました。兵庫県議団、神戸市議団も参加しました。

 神戸市中央区の兵庫障害者連絡協議会では井上義治事務局長ら患者の家族と懇談。井上氏らは、こども病院でしか治療を受けられず通院のため病院の近くに引っ越した人も多いこと、阪神・淡路大震災でポートアイランドが孤島となったことをあげ、人工島への移転の不安を訴えました。

 山下氏は「阪神・淡路大震災や東日本大震災の教訓とともに、移転が患者と家族のためになるのか検討が必要」と強調しました。

 子ども病院では、病室や集中治療室、施設を視察し、丸尾猛院長から移転計画の説明を受けました。

 山下氏は「こども病院の建て替えは必要です。いろいろな人の意見も聞き、国にも対応を求めたい」とのべました。


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