2012年7月2日(月)
大飯周辺 抗議の市民
全国からの数百メートルの車列
![]() (写真)起動が始まった午後9時をすぎても「再稼働反対」と声を上げるひとたち=1日、福井県おおい町 |
関西電力大飯原発(福井県おおい町)の敷地前では1日、3号機の再稼働反対を訴える市民数百人が集まり、抗議活動を行いました。原発周辺の道路では、関西地方を中心に全国各地のナンバープレートがついた車が、数百メートルにわたって列をなしていました。
市民らは、原発の入り口につながる道路に車などを並べて、「再稼働反対」と唱和したり、楽器を演奏するなどして再稼働に抗議しました。
和歌山県新宮市から友人と車で9時間かけて来たという女性(34)は、「原発を動かさなくても、代替エネルギーの推進や節電など、まだまだできることがあるのに、なぜ再稼働を強行するのか」と憤ります。「官邸前に20万人が集まった。国は国民の声をなぜ聞かないのか。本当におかしいと思う。これからもがんばります」と語りました。
参加者の中には、ツイッターなどのソーシャルメディアを通じて抗議活動を知ったという人も。1日朝、神戸市からやってきたという主婦(60)は、「(6月29日に)首相官邸前で行われた再稼働反対のデモをニュースで見て参加しなければと思った」と話しました。