2012年6月30日(土)
“解雇者戻すのが先”
日航 大阪支援共闘が宣伝
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日本航空の不当解雇撤回をめざす大阪支援共闘会議は29日夕、全国のいっせい宣伝に呼応して大阪市の難波駅前で宣伝しました。
原告団と大阪労連や航空連、国労など支援者ら34人が「客室乗務員84人の解雇の一方で新規710名も採用 解雇された人たちを戻すのが先」と書いたビラを配布しました。
ベビーカーを止めてビラを読んだ日航の関連会社で予約センターに勤務する女性(30)は、「スキル(技能)がある人を辞めさせて新人を雇い入れるなんて人材を大事にしていません」と憤ります。
大阪狭山市の女性(28)は「(日航の不当解雇争議を)初めて知りました。経営者の勝手で解雇するなんて許されません」といい、腰かけてビラに目を通していた西成区の男性(73)は「解雇された客室乗務員や病欠者が気の毒です。東京地裁の判決は問題です」と語りました。
原告団に声援を送る西成区の女性(58)は「JALはまじめに働いている弱いものを苦しめています。新聞は真実を伝えないと」と話していました。
パイロット原告団の山口宏弥団長は「『利益なくして安全なし』という経営者でまともな安全などあり得ない。解雇自由な社会を許さず、粘り強くたたかいます」と訴えました。
客室乗務員原告団の小森啓子さん、西岡ひとみさんらがマイクを握りました。1時間で600枚のビラが受けとられました。