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2012年6月28日(木)

がれき処理見直しを

宮城県議会で横田議員迫る

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 日本共産党の横田有史県議は27日、宮城県のがれき処理問題で県議会の一般質問に立ち、村井嘉浩県知事に迫りました。

 横田県議は、ゼネコン丸投げの県のがれき処理計画が、異常極まりないものだったと指摘。繰り返し談合疑惑が起き、すべてが短期日の議決で決められるなど、議会手続きも暴挙の積み重ねであったこと、事実上、地元企業を排除する異常な発注の仕方であること、「早期処理」と言いながら最後の気仙沼ブロックの契約が先月という実態であることなどの問題点をあげました。

 今回のがれき処理の最大の問題として、政府が従来の原発関連放射能汚染物処理と明らかに異なる対応を推進していることを指摘。放射能への不安にまともに答えないまま「広域処理」を進める政府の態度が全国に混乱を持ち込んでいると批判しました。

 横田県議は、北九州市をはじめ全国で「広域処理」の要請を受け止め、協力してくれている自治体・住民のみなさんに改めて感謝の意を表すると述べ、知事としても礼節を尽くし、感謝と謝意を届けるべきだと強調。

 同時に、がれきの総量が431万トンも大幅に減り、当初の広域処理要請の344万トンを上回ったにもかかわらず、なお114万トンの県外処理が必要だとしている県の姿勢を批判。「宮城県内の、がれきの総量が激減したもとで、『広域処理』計画を抜本的に見直し、最大限県内で処理し、宮城県については『広域処理』を実施しないですむ方向に決断すべきだ」と迫りました。

 村井知事は、「2014年3月までに処理を完了するためには、なお、広域処理が必要だ」と答弁しました。25日の本会議で村井知事は、可能な限り県内で処分すると表明しました。


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