2012年6月28日(木)
原発ゼロ 決断を
超党派議員が政策提言骨子
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超党派の国会議員有志による「原発ゼロの会」は27日、国会内で記者会見し、日本の原発ゼロの実現に向けた政策提言骨子を発表しました。
骨子発表の呼びかけ文は、東京電力福島第1原発事故を踏まえて、「我が国の政治がなすべき第一は、『原発ゼロ』に向かうという決断である」とのべ、国民の中に広範に生まれた「原発ゼロ」への思いを受けとめ、「政治が原発ゼロにむけたしっかりとした論議と政策選択を行うべき」だとしています。
骨子では、原発依存ゼロとともに、使用済み核燃料の再処理ゼロ、原発ゼロに向けた立地自治体支援の具体策、省エネ政策と再生可能エネルギーへの大胆な転換、小規模分散型のエネルギー・システム構築などを提起。国民に開かれた議論の仕組みづくりを提言しています。7月下旬までに最終的な政策提言を取りまとめる予定です。
会見で日本共産党の笠井亮議員は「呼びかけにあるとおり、政治に原発ゼロの決断を求める立場で具体的政策を実行させていくことが重要だ」と発言。大飯原発の再稼働、エネルギー基本計画の策定、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の開始という時期を迎えるなか、「いまこそ超党派のとりくみを進め、国民的な議論で合意をめざしていきたい」と語りました。