2012年6月27日(水)
オスプレイ配備やめよ
沖縄県議会が意見書
改選後全会一致
沖縄県議会は26日、米海兵隊普天間基地(宜野湾市)の早期閉鎖・返還と、県内へのオスプレイ配備計画の撤回を求める抗議決議・意見書を全会一致で可決しました。同様の決議・意見書は昨年7月に続き2度目。県議選後の新議会でも可決されたことで、「オスプレイ配備ノー」の揺るがぬ県民総意を日米両政府に突き付けた形です。
抗議決議・意見書は、オスプレイの深夜・早朝の飛行増加に伴う騒音被害や、米空軍嘉手納基地への配備計画の浮上などを挙げ、県全域で「騒音や環境問題に対する不安や怒りと墜落への恐怖の声が上がっている」と指摘。危険なオスプレイを“世界一危険”な普天間基地に配備し、基地固定化の既成事実を積み上げることは、「県民が強く望んでいる『一日も早い危険性の除去』に逆行するもので断じて容認できない」としています。
日本共産党の嘉陽宗儀県議団長は「オスプレイはこの2カ月間で2度墜落し、いまだ事故原因の究明・公表がされていない。構造的な欠陥機であり、県民は墜落の恐怖に脅えている。県議会として県民の強い意思を日米両政府に改めて示したもので極めて重要だ」と述べています。