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2012年6月27日(水)

きょうの潮流

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 「うそつきなどといわれるなかで、それでもやりとげないといけないという人が腹をくくって賛成しようとしている」▼きのうの野田首相の、国会での答弁です。民主党の中でも反対する人が多い「社会保障と税の一体改革」にかかわる法案。やはり、前の総選挙で“やらない”と約束した消費税を大増税するのですから、「うそつきなどといわれる」のも当たり前でしょう▼しかし、自分で「うそつきでもいいじゃないか」と語っているようにも聞こえる首相の発言です。うそをついた首相は数多いが、一国の首相が“うそつきでもいい”と本音をぽろり、では世も末です▼公約違反をおかすうえは、増税や社会保障壊しの「改革」を説く言葉も大仰にならざるをえない首相です。「国難から逃げるのではなく、国難に立ち向かう」。しかし、増税で国難をみずから招こうとしているのが首相ではないか。談合して3党合意をむすんだ民主、自民、公明ではないか▼2010年までの13年間に民間会社で働く人の平均給与が55万円も減っているのに、年収500万円の4人家族の場合、消費税10%への増税で年十数万円の新たな負担といいます。経済の土台、国民の暮らしがたちゆかなくなっては、不況、税収減、財政難の悪循環で国がたちゆきません▼法案を採決した衆院本会議の反対討論で、日本共産党の高橋ちづ子議員が震災の被災者の声を紹介しました。「国民の苦しみが分かる人が政治をしてほしい」。いまこそ取り戻すべき政治の原点です。


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