2012年6月21日(木)
日弁連山岸会長が党本部訪問
司法制度改革・原発問題
志位委員長と懇談
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日本弁護士連合会の山岸憲司会長と荒中(ただし)事務総長は20日、就任あいさつのため日本共産党本部を訪れ、志位和夫委員長、笠井亮政策委員長代理と懇談、司法制度改革などについて協力を要請しました。
山岸氏は、昨年11月に司法修習生の給費制が廃止されたことで「経済的な理由で法曹をめざす若者の志が閉ざされかねない」と指摘。給付型奨学金の拡充など法曹養成の抜本的な改革を実現したいとのべました。
志位氏は、「給費制の問題では一貫してみなさんの要求を支持し、維持・拡充を求めてきました」と応じ、給付型奨学金についても「法科はもとより学生全体に必要です」と強調。山岸氏は感謝の意を示しました。
原発問題で志位氏は、関西電力大飯原発の再稼働に反対する1万1千人の市民が首相官邸を囲む中、野田政権が自ら決めた30項目の安全基準すら実行せずに再稼働を決めたことを批判しました。
新潟県出身の山岸氏は東京電力柏崎刈羽原発と活断層の関係にもふれ、「目先の経済問題だけで決めるのは間違い。私たちは完全な安全性が確保されない限り再稼働に反対です」とのべました。
これに先立つ18日、日弁連の宇都宮健児前会長と海渡雄一前事務総長が退任あいさつのため党本部を訪れ、志位氏と井上哲士参院議員と懇談しました。