2012年6月18日(月)
オスプレイ来るな 5200人
沖縄の総意揺るがず
宜野湾市民大会
沖縄県宜野湾(ぎのわん)市で17日、「普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会」が開かれました。
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会場の宜野湾海浜公園屋外劇場には、地域自治会や保育園など広範な団体のノボリが林立。「×」「NO」と大書された紙が会場のいたるところで掲げられました。市スポーツ少年団所属の全13野球チームの小学生もユニホーム姿で参加。会場外にあふれた人も含め、県内全域から5200人(主催者発表)が集い、立場の違いを超えて、オスプレイ配備反対が沖縄の揺るがぬ総意であることを改めて示しました。
防衛省が13日にオスプレイ配備の米軍環境審査報告書を公表して「安全」を叫んだ直後に、米国内でオスプレイが墜落したばかり。主催者あいさつした佐喜真淳・宜野湾市長は、「3カ月で2回の墜落事故を起こし、改めてオスプレイの危険性が証明された。9万4000市民の生命と財産を守るため、日米両政府に直ちに配備中止を求める」と明言しました。仲井真弘多(ひろかず)知事のメッセージが代読され、市内各層の代表が「世界一危険な基地に、もっとも危険なオスプレイはいらない」(平良エミ子市婦人連合会会長)と訴え。宜野湾高校1年の喜屋武雅(きゃん みやび)さんと沖縄国際大学3年の仲松隆志さんが配備反対の思いを語りました。
宜野湾市議会は、病気欠席以外の全議員が参加して「配備反対」の横断幕を手に普天間基地ゲート前からデモ行進。「市議会が全会一致で反対行動するのは初めて」(日本共産党の知念吉男議員)です。