2012年6月10日(日)
非正規雇用・学費・就職難、復興・原発ゼロ
多彩に運動広がる
全国青年大集会実行委 活動交流会開く
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全労連青年部や日本民主青年同盟(民青)でつくる全国青年大集会実行委員会は9日、東京都内で「ひろげよう つなげよう 全国青年大集会活動交流会」を開き、全国から80人が参加しました。1%の財界・富裕層以外の「99%の連帯」を掲げて昨年10月、東京・明治公園で開かれた青年大集会以後、全国各地に広がった雇用や学費、就職難、震災復興、原発ゼロなどの運動を交流しました。
ソニー労働組合仙台支部(電機連合加盟)の期間社員4人が、震災を口実にした雇い止めを撤回させたたたかいを報告し、大きな拍手がわきました。男性(31)は、「一人では立ち上がれなかったが、労働組合があったからたたかえた。これから多くの人に一緒に立ち上がろうと呼びかけたい」と強調しました。
日本航空の雇い止め撤回裁判をたたかっている契約制客室乗務員の女性(28)=日航キャビンクルーユニオン所属=は、「昨年の大集会直後、東京地裁判決で損害賠償が認められた。職場復帰実現のため控訴しています」と発言しました。
「原発再稼働反対のたたかいも頑張っています」と言うのは、福井県でパナソニック若狭に対し「派遣切り」裁判をたたかっている地域労組つるがの男性(34)。「派遣法を労働者保護法に抜本改正させるまでたたかう」とのべました。
全労連青年部の五十嵐健書記長は、スイスで行われた国際労働機関(ILO)総会に参加して日本の若者の声を届けたことを報告しました。
原発事故のあった福島県では、今秋に青年大集会の地域集会を準備中です。八巻春奈民青福島県委員長(29)は、「福島の現状を知ってもらいたい」と集会成功へ全国の連帯を呼びかけました。
解雇や賃下げとたたかう労働者、高校生、大学生らが活動報告しました。