2012年6月10日(日)
岩国にオスプレイ
日米政府 普天間配備前に試験飛行
日米両政府が、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)に配備を狙う垂直離着陸機MV22オスプレイについて、普天間配備前に米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)へ搬入し、試験飛行を行う方向で調整していることが9日にわかりました。防衛省は11日に神(じん)風(ぷう)英男政務官を岩国市に派遣し、福田良彦市長に受け入れを要請します。
米海兵隊は当面、オスプレイ12機を9月末までに普天間基地に配備しようとしています。機体は米国から海上輸送し、7月中にも岩国に搬入。組み立てと試験飛行を行った上で、普天間への配備を狙っています。
岩国基地での試験飛行は、普天間配備反対の沖縄県民の世論を和らげようとするのが狙い。日米両政府はもともと本土への一時駐機を検討していましたが、山口県や岩国市の反対で断念した経緯があります。