2012年6月7日(木)
採決の儀礼にするな
公聴会日程 穀田氏が民自公批判
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日本共産党の穀田恵二国会対策委員長は6日、国会内で記者会見し、民主、自民両党が消費税増税法案の採決の前提となる中央公聴会の開催を狙っていることについて、公聴会は広く国民の意見を聞いて審議に役立てるために開くものであると指摘し、「採決とリンクさせて公聴会を開くやり方は、反対だ。(公聴会を)通過儀礼として扱うのは許されない」と批判しました。
穀田氏は、どの世論調査をとっても消費税増税に反対が多数となっていると強調。公聴会はその声が正しく反映され、「子ども・子育て」「年金問題」「消費税」のそれぞれについてしっかり時間をかけて実施されるべきだと主張しました。
衆院社会保障・税特別委員会の審議を通じても、東日本大震災の復興に打撃を与え、暮らしも経済も破壊することが改めて示されており、地方公聴会で中小企業の代表が価格に転嫁できないなどと声を上げていることを指摘。「国民の暮らしも日本の経済も財政もダメにすることがはっきりした。消費税増税の問題点が浮き彫りになっており、採決など論外だ。徹底審議し、廃案を求めていきたい」と述べました。
また、民自公3党幹事長会談について、民主党の輿石東幹事長が「修正協議が整えばその日にでも採決はできる」と発言していることをあげ、「3党だけで密室でやる増税談合だ。決めれば国会に押し付けるという点でも許されない」と批判しました。