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2012年6月4日(月)

消費税大増税阻止へ総反撃

滋賀一揆 100団体・個人

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 消費税増税関連法案の採決をめぐる情勢が緊迫するなか、増税反対の一点で滋賀県内の100を超える団体と個人が共同した「こんな時に消費税10%とんでもない県民集会」(主催、同実行委員会)が3日、大津市内で開かれました。会場の琵琶湖を望む膳所(ぜぜ)公園には、「税金は大企業からとれ」と書いたむしろ旗やのぼりを持った700人以上が参加。「悪政を変えるのは世論と運動です。『こんな時にとんでもない』の声と力を地域に広げ、何としても増税を阻止しよう」と呼びかける集会宣言を採択しました。


“こんな時にとんでもない”

写真

(写真)消費税大増税は許しません、と開かれた県民集会=3日、大津市の膳所公園

 滋賀県農業協同組合中央会の深尾善夫参事は、4月に開いた環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に反対する県民大集会を紹介。TPP反対の運動へのさらなる協力・共同を呼びかけながら、「農産物の価格は低迷する一方で飼料や肥料などの値段は上がっている。消費税増税反対は農民にとって命をかけたたたかいだ。共同を広げてなんとしても止めよう」と訴え。会場から大きな拍手が起こりました。

 主催者あいさつした滋賀県商工団体連合会の池端武士会長は、この間のTPP反対の県民大集会や原発ゼロを求める集会の盛り上がりにふれて、「たたかわなければいけない相手は政府だ。根っこはひとつ。草の根の反撃を強めよう」と訴えました。

 滋賀県保険医協会の太田志朗理事長は、江戸時代に各地でおきた百姓一揆のうち成功したといわれる近江の天保一揆(1842年)で年貢増収を「10万日日延べ」させたたたかいの歴史を紹介し、「天保一揆を成功させた滋賀から消費税増税反対ののろしを全国へと広げよう」と強調すると、会場は「そうだ」の声と大きな拍手でわきました。

 青年をはじめ各分野・各層から6人の代表とそのサポーターが登壇してリレートーク。コープしが労働組合の布施進委員長が、「消費税の導入当時や3%から5%への増税に反対したたたかいに学んで、今回も労組だけでなくコープの組合員14万人に大きな運動を広げていきたい」と表明しました。

 最後に、滋賀県生活協同組合連合会の水原渉会長が「増税阻止へがんばろう」と呼びかけ、参加者がこぶしをつきあげ唱和しました。集会後、市中心部までデモ行進しました。


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