2012年6月1日(金)
和解迅速化を要請
全国原告団が厚労相に
B型肝炎訴訟
B型肝炎訴訟の全国原告団は31日、国との基本合意後もわずかな原告しか和解できていないとして、審査手続きを迅速化するよう小宮山洋子厚生労働相に要請しました。
集団訴訟では昨年、国と原告が基本合意書に調印。しかし、原告団によると全国15地裁で4182人が提訴し、和解は1割にも達していません。原告側は、立証の条件が厳しく国の検討に時間がかかりすぎるとしています。
要請後に記者会見した谷口三枝子原告団代表は「救済されない状態が続いている。基本合意の締結で終わりではない」と訴えました。