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2012年5月27日(日)

資本主義の行き詰まり語る

小池政策委員長ラジオ番組に出演

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 日本共産党の小池晃政策委員長は25日、ラジオ番組「清水勝利のこれでいいのかニッポン!!」に出演し、日本共産党の理念・政策や大企業をどうみるかなどについて語りました。

 ホームページで党綱領を読んだという司会の清水氏が「社会主義・共産主義を目指すというのが一番共産党らしい項目。聞いてみたい」と質問。小池氏は、「一足飛びではなく、まず貧困と格差の広がりをただすことなど資本主義の枠内での改革が必要」と話しました。あわせて世界で資本主義の仕組みが行き詰まりつつあると答え、「一握りの人が富を独占する社会から人間はもう一段階前へ進むことができる」とのべ、資本主義の危機を乗り越える未来社会の展望を語りました。

 国民が持つ社会主義へのマイナスイメージについて、「私たちが考える社会主義は民主主義が全面的に開かれ、一人ひとりの権利、自由の尊重が前提。旧ソ連のような人間抑圧の社会は精神からして違う」と強調しました。

 日本の雇用の問題に話が及ぶと、小池氏は非正規雇用や長時間労働など働くルールがない現状を指摘。大企業の内部留保を、まともな賃金や下請け中小企業への支払いで生きたお金として社会に還流することが日本経済の成長の力になると説明しました。

 小池氏は「日本共産党は大企業を敵視しているわけではない」とのべ、「利益を出したら、きちんと賃金や税金を払ってほしい。国内需要が伸びなければ大企業も困るはず。大企業の将来も含めた日本経済のことを一番考えているのは経団連じゃなく共産党ではないでしょうか」と話しました。


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