2012年5月27日(日)
憲法に基づく教育に
大阪教職員組合 2条例強行を批判
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橋下徹大阪市長提出の「教育行政・職員基本条例」を「維新の会」と公明党などが強行した翌26日、大阪教職員組合は第184回定期大会を大阪市内で開きました。2条例強行を糾弾するとともに、教育と民主主義破壊の動きを許さず、憲法と教育の条理に基づく教育を推進し、教育を国民の手にとり戻そうと決意を交わしました。
田中康寛委員長は、府立高校の9割を超える教職員から反対署名を集め、府教育委員会、府当局、学校の管理職も反対を表明するなど、2条例への怒りが各職場に充満し、教職員や管理職、教育委員会、PTAにも疑問や危惧する声が広がり、「オール教育関係者」のかつてない共同が広がったと紹介。攻撃は厳しいものの、それを許さないたたかいのなかで、いまこそ労働組合の出番となっているとのべ、「教育と教職員組合運動の前進を新しい社会、政治の実現としっかり結びつけ、新たな展望を切り開いていこう」と訴えました。
小林優書記長が運動方針案を提案し、熱心に討論しました。
大阪市西淀川区では、府高教分会が地域の連絡会と一緒に人口の1割、1万人を超える署名を集めたと紹介。きっかけになったのが1134人の賛同を得て、商業新聞4紙に折り込んだ意見広告だったと語りました。
北村佳久全教委員長、川辺和宏大阪労連議長、大井敬雅府PTA協議会会長、堀田文一日本共産党府議らが来賓あいさつしました。