2012年5月25日(金)
前夜に通知メール1通
米軍厚木離着陸訓練 終了時間も相違
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米原子力空母ジョージ・ワシントン(GW)の出港中止に伴い、22日から米海軍厚木基地(神奈川県)で強行されている空母艦載機の離着陸訓練について、米軍からの訓練通知が21日午後9時ごろのメール1通だけでしか行われていなかったことが24日、わかりました。日本共産党の田村智子参院議員が防衛省に事実関係を確認し、判明しました。
田村氏はまた、訓練の終了時間について、在日米海軍は午後10時、日本側は同8時と通知資料に相違があると指摘。応対した防衛省の平松央防衛事務官は、同省に来たメール添付書類では午後8時だったと説明しました。
田村氏は「これは厳重に抗議すべきではないか。あまりにひどい」と厳しく批判し、事実確認を求めました。
抗議が相次いでいる爆音について平松氏は、22日と23日に、周辺住民への配慮を要請したと説明しました。
田村氏は、朝9時ごろから夜9時すぎまで絶え間なく爆音がとどろいており「周辺自治体・住民に配慮したとは到底思えない」と批判。GWの出港予定が未定のなか、同基地での訓練が再開されないよう対応を要求しました。
同席した党神奈川県委員会の石井洋二国会議員団県事務所所長は、外務省の玉浦周課長補佐に対して、GWの出港中止理由についてさまざまな憶測と不安が広がっていると述べ、詳細の確認と公表を求めました。