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2012年5月23日(水)

電気使うほどたまる“ポイント制”

関電、批判受け中止

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 関西電力は21日、電気使用をはじめ同社のサービスを利用することでポイントをため、景品などと交換できる「はぴeポイントクラブ」制度を一時中止することを発表しました。

 この制度は「オール電化」導入世帯を中心に、電気使用量10キロワット時ごとに1ポイントがたまるなどとしていました。クレジット決済の利用やアンケートへの回答などにもポイントが付与されます。

 今回、中止するのはクラブ会員の新規登録と電気の使用量に応じたポイント加算です。関西電力は「今夏の需給状況は非常に厳しいことから、電気のご使用量に応じたポイント加算などを見直す」ことにしたと表明しています。

 この制度をめぐっては、昨年11月に日本共産党の近畿6府県委員会と福井県委員会、国会議員団近畿ブロック事務所が関西電力本店と交渉し、電気使用増をあおると批判して是正を要求。政府の需給検証委員会でも見直し議論が出されていました。

 本紙も11日付で「『電力不足』をあおり、大飯原発(福井県)3、4号機の再稼働を求めている関電自身が、電力使用量を増幅させる仕組みを持つとは、悪意さえ感じます」と批判していました。

当然の措置

 関西電力との交渉に参加した堀内照文衆院比例近畿ブロック予定候補の話 関西電力が「電力不足がいやなら原発再稼働を」と脅す一方で、電力使用を増やすようなキャンペーンを続けてきたことは許されません。今回の措置は当然です。関西電力は原発ゼロを求める国民の声を真摯(しんし)に受け止めるべきです。


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