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2012年5月21日(月)

安保やめ平和外交へ

緒方氏講演 AALA近畿が集い

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(写真)近畿各府県のAALAの人たちを前に講演する緒方氏(正面)=19日、奈良県明日香村

 アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会(AALA)近畿ブロックは19、20の両日、近畿ブロック学習と交流のつどいを奈良県明日香村で開きました。

 非同盟諸国首脳会議にオブザーバーで唯一参加しているAALAの一員でもある日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者が「激動し前進する世界情勢―日本の進む道は」と題して講演しました。

 緒方氏は、アジア、イスラム諸国、中南米を訪問して感じた、軍事力によらない平和外交の広がりを生き生きと語り、アジアでは東南アジア諸国連合(ASEAN)が、言語や宗教の違いを超えて、平和を北東アジアに広げる国際的イニシアチブを発信する基地になっていると指摘しました。

 55カ国、世界人口の70%が加盟し、紛争を話し合いで解決する東南アジア友好協力条約(TAC)について「米国も文書に同意するほど、吸引力を持っています」と強調。日本のとるべき外交について、「安保条約をなくせば、いっぺんに米国の重圧から解放される大きな展望が開かれます。AALAとますます大きな力を発揮するたたかいを一緒に進めたい」とのべました。

 参加した66人から発言が相次ぎました。領土問題についての質問に緒方氏は、「それぞれ(日本の領土と画定した)経過はいろいろありますが、愛国の党として道理と事実に基づきアピールしていきたい」と答えました。


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