2012年5月17日(木)
社会保障切り下げになる
「マイナンバー」反対集会
|
全国民に番号を付けて社会保障の抑制などに使う「共通番号(マイナンバー)」法案に反対する院内集会が16日、国会内で開かれました。主催は反住基ネット連絡会。
同ネット事務局長の白石孝さんは「国による国民・居住者への管理強化に反対する運動を広げていきましょう」とあいさつ。
参加した各団体代表からは「(社会保障の)給付切り下げや(公的医療の)市場化の狙いが見え隠れし、患者にも医療機関にも決していい制度ではない」(神奈川県保険医協会)、「社会保障の負担と給付を個人単位で会計する仕組みをつくれば、削減につながることは火を見るより明らか」(日弁連)などの発言がありました。
移住労働者を支援する市民団体は、中長期在留者や特別永住者にも番号が振られることにふれ、「在留外国人にも共通の問題です。当事者を含めた議論を」と訴えました。
日本共産党の塩川鉄也衆院議員は「被災者支援にも役立つと政府は説明しますが、目の前の人を助けるのに番号は必要ありません。プライバシーを守るためにも、廃案に全力をつくしていきます」とあいさつしました。