2012年5月16日(水)
沖縄復帰40年
首相“抑止力維持”、米国“基地は重要”
野田佳彦首相は沖縄復帰40周年記念式典の式辞で「日米安全保障体制の役割は引き続き重要」と語り、「『抑止力』を維持しつつ、沖縄の基地負担の早期軽減を具体的に目に見える形で進めていく」と述べました。
普天間基地について野田首相は「固定化は絶対にあってはならない」と述べる一方で、日米両政府が現段階で普天間基地の唯一の「移設」先とする同県名護市辺野古新基地建設について、直接触れませんでした。
米国務省「声明」
【ワシントン=小林俊哉】米国務省のヌーランド報道官は14日の記者会見で、沖縄返還40年にあたり声明を発表し、「沖縄はその地理のため、日本の防衛、地域の平和と安全の維持にきわめて重大な役割を果たしている」と強調しました。
同報道官は、基地の“重要性”を強調する一方、在沖縄米軍についても、「人道危機や国際的災害を含む地域の非常事態に対応する準備がある」と述べました。