2012年5月14日(月)
「新システム」導入反対のアピール
保護者が賛同呼びかけ
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「保育を市場化する子ども・子育て新システムの導入に反対し、待機児童の解消を求める保護者の会」は13日、東京・明治公園で記者会見し、アピールへの賛同を呼びかけました。
アピールは、新システムの導入に反対し、待機児童の解消、保育・子育て施策の拡充を求めています。
呼びかけ人の一人で、全国保育団体連絡会の稲川登史子事務局次長は、新システムは保育を市場化し安上がりなものにしていく保育制度の大改悪だと話し、「新システム反対の思いを多くの人に知ってもらいたい」とアピール作成の経緯を説明しました。
東京都足立区のママたちが立ち上げた「保育所つくってネットワーク」の斉藤真理子さんは、新システムでは待機児童解消が見込めないと話し、「保育所に入れないからと、子どもを産めないという人が多い。認可保育所を拡充することこそ、親の願い」だと訴えました。1歳7カ月の長女を保育中に亡くした、赤ちゃんの急死を考える会の阿部一美さんは、子どもの命を優先的に考えるシステムが必要だと強調。子どもたちへの目線に欠けた同法案に危惧を表明しました。
アピールには、1121の個人や団体からの賛同が寄せられています(10日現在)。全国保育団体連絡会のホームページで賛同を受け付けています。