2012年5月14日(月)

選択的夫婦別姓　田村氏「導入を」

テレビ番組

　日本共産党の田村智子参院議員は１１日夜、東京ＭＸテレビのトーク番組に出演し、選択的夫婦別姓について議論しました。

　現在の民法では、婚姻の際には夫婦どちらかの姓に統一しなければならないと定めています（７５０条）。番組は、日本が国連女性差別撤廃委員会から選択的夫婦別姓導入など民法を改正するよう勧告されていることを紹介。ヨーロッパやアジア出身の外国人パネリストらが、別姓や結合姓など自国の制度を披露しました。

　田村氏は「世界から見た日本の制度はどうなのかと考えることが大事」と述べ、「同姓か別姓かを選べる選択的夫婦別姓を導入すべきだ。男女平等を実現するうえで重要な課題だ」と訴えました。

　番組では「姓が変わることで会社などで社会的損失を被る」「同じ姓だと家族の連帯感を感じる」などの街頭インタビューの声を紹介。司会者から「今後への提言は」と問われた田村氏は「同姓・別姓、どんな家族も幸福に！」と書いたボードを示して、「選べることが大事なのではないか。今の日本の制度は夫婦や家族の幸せの形を強制している。政治は多様性を認めるべきだ」と話しました。