2012年5月12日(土)
大飯の再稼働許さぬ
福井 原発ゼロ市民行進
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国が関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働へ動きを強めるなか、福井市で11日、国内の原発50基すべての廃止を目指す「原発ゼロをめざす市民行進」が行われました。原発問題住民運動福井県連絡会が呼びかけました。
連絡会代表委員の佐藤正雄県議(日本共産党)は、西川一誠知事が松下忠洋内閣府副大臣との10日の会談で再稼働に向けた国の責任ある対応を求めたことに言及。「西川知事はなんとしても再稼働にこぎつけようと、国の尻をたたいている。安全性抜き、避難対策もされていない再稼働を許さないため、いっそう世論を高めていこう」と呼びかけました。
参加者らは「もう原発はいりません」「原発ゼロでも電気は足りている」と書いたプラカードを掲げ、「原発の再稼働を認めるな」と訴えて行進しました。
勝山市の女性(25)は「昨年秋に敦賀原発を見に行ったが、原発は、きれいな海に似合わないし、怖い」と話し、福井市の女性(32)は「福島の事故の被害はなお続いている。福井は一番原発が多いし、ここで再稼働を止めておかないといけない」と語っていました。