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2012年4月29日(日)

中国 出稼ぎ労働者数

人口の18.7% 2.5億人

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 【北京=小寺松雄】「農民工」といわれる中国の昨年の出稼ぎ労働者数は、人口の18・7%にあたる2億5278万人になったことが分かりました。国家統計局が27日に発表した調査結果で明らかになりました。

 出稼ぎ者の総数は、前年より4・4%増。出稼ぎ先では、沿岸地域の東部地区の比率が65・4%で、前年より0・7ポイント下がっています。西部地区は16・7%で、0・8ポイント上がり、中西部地区で働く人が増えています。

 職種は製造業、建築業、サービス業が中心で、建築業で働く出稼ぎ労働者は大幅に増えました。

 他の省・直轄市・自治区で働く出稼ぎ者の平均月収は前年比21・2%増の2049元(約2万6600円)でした。東部と中西部の収入の格差も縮小しています。

 一方、報告は「出稼ぎ者の賃金遅配はかなり改善されたが、社会保険加入者は依然として少ない」と指摘しています。

 国家統計局の説明によると、出稼ぎ労働者とは、居住する郷鎮(市や県の下の行政単位)以外の地域で6カ月以上働いた農村労働力を指します。今回の調査は899県、約20万人を対象に実施されました。


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