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2012年4月29日(日)

各党から続々改憲案 この異常

9条改定 軍隊保持…

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 自民党が27日に2度目となる改憲草案を発表したのをはじめ、みんなの党、たちあがれ日本、「一院制議連」など、改憲各派による改憲案具体化の動きが加速しています。衆参両院で改憲原案の審査権限を持つ憲法審査会が始動した中での動きとして重大です。

 これまで条文案の形で改憲案をまとめていたのは自民党だけでした(2005年)。あとは政治家個人の試案でした。ここにきて各党が次々と改憲条文案とりまとめの動きを見せているのは、改憲原案の審査が可能な憲法審査会が始動したことと無縁ではありません。

 特に、一院制国会実現議員連盟(一院制議連、会長・衛藤征士郎衆院副議長)は27日、国会を一院制とする改憲原案を横路孝弘衆院議長に提出。正式に受理されるかどうかはこれからの協議次第ですが、改憲原案が国会に提出されるのは初めてです。

 9条改定と軍隊の保持が各党の共通項となり、天皇元首化や日の丸・君が代の国旗・国歌化などの保守・復古、緊急事態法制導入の動きが強まりを見せています。

 また「決められない政治の打破」を口実に、二院制廃止や首相公選制など統治機構「改革」が前面に出てきていることも特徴です。

 各党が改憲攻勢を強めるもう一つの背景には、3月10日に「大阪維新の会」が国政進出を目指す政策のたたき台として発表した「維新政治塾・レジュメ」で「憲法改正」を掲げたこともあります。

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