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2012年4月25日(水)

ミサイル防衛1兆円超

赤嶺議員に防衛省回答

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 防衛省はこのほど、1995年度から2012年度まで「弾道ミサイル防衛」(BMD)開発・装備に累計で約1兆111億円(予算)を投じてきたことを明らかにしました。日本共産党の赤嶺政賢衆院議員に回答しました。

 日本政府は北朝鮮の挑発行為をテコに、BMD関連予算の増額を図ってきました。93年5月の弾道ミサイル「ノドン1号」発射後、同年8月に米国からのミサイル防衛参加の打診を契機に、95年度に調査費2000万円を初計上しました。

 98年8月には北朝鮮が「テポドン1号」を発射。99年度から日米共同技術研究費(初めは10億円)の計上が開始されました。

 04年度からはBMD導入に踏み切り、イージス艦の改修や地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の取得費など(991億円)の計上を始めます。

 最高は07年度の1826億円。06年は北朝鮮が7月に「テポドン2号」などの弾道ミサイルを発射、10月に初めて地下核実験の発表がありました。

 4月13日発射の北朝鮮「ロケット」の「万が一」の備えとして沖縄県などにPAC3が配備されましたが、BMDは未完成の技術です。専門家からは「迎撃するのは不可能だ」(孫崎享・元防衛大教授、琉球新報4日付)などの意見が相次いでいます。


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