2012年4月24日(火)
裁判勝利めざし集会
権利侵害の被害明らかに
第22回裁判勝利をめざす全国交流集会が22日と23日、静岡県熱海市で開かれました。主催は全労連・自由法曹団・国民救援会。
全体会議では、橋下徹大阪市長による思想調査・不当労働行為とのたたかい、日本航空による不当解雇撤回を求めるたたかいや「首切り自由」判決の問題などが報告されました。
篠原義仁自由法曹団長が「3・11後の司法の現状と大衆的裁判闘争の課題」について記念講演。泉南アスベスト訴訟大阪高裁判決、薬害イレッサ訴訟東京高裁判決が国の責任を否定し、日航不当解雇裁判では東京地裁が会社の責任を否定するなど、国や企業の裁量を広く認め、司法の役割を放棄していると厳しく批判。それを上回るたたかいの大切さを、公害裁判で勝利した経験を紹介しながら強調しました。
言論弾圧分科会では、国公法2事件の上告審での勝利をめざして、6月30日に開かれるシンポジウムを成功させ、署名活動など運動の新たな広がりを追求することが話し合われました。
集会では、国民の裁判に対する関心が広がっているもとで、権利侵害による被害を徹底的に明らかにし、国民の良識を集めて、公正な裁判を実施する決意を固めあいました。