2012年4月21日(土)
問責きわめて重い
市田氏会見 “論戦で政府追及”
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日本共産党の市田忠義書記局長は20日の記者会見で、田中直紀防衛相と前田武志国土交通相への問責決議案が参院本会議で可決されたことについて、「問責は当然だということで賛成した」と述べました。
市田氏は、田中防衛相について「在日米軍基地を固定化し、沖縄県名護市辺野古への新基地建設を進めようとしている」と強調し、防衛相としての資質と能力が問われることも明らかだと語りました。
前田国交相については「公約通り八ツ場ダム建設を中止するどころか、建設を強行する方向に踏み出した。地位利用による公職選挙法違反の疑いも濃い」と指摘しました。
その上で「問責決議はきわめて重いものだ。その重みにふさわしい対応を本人と任命権者である総理に求める」と強調しました。
今後の国会対応について記者団から聞かれ、「審議の全面拒否という自民党の態度にはくみしない。国会は審議の場だ。国民の前で論戦を通じて政府を追い詰め、要求を実現していく」と述べました。