2012年4月17日(火)
TPP交渉への参加、日米会談で表明反対
JA会長が首相要請
環太平洋連携協定(TPP)交渉参加に断固反対する運動を全国で展開する、JA全中(全国農業協同組合中央会)の萬歳章会長は16日、首相官邸を訪ね、連休中に予定される日米首脳会談において、野田佳彦首相がTPPへの「交渉参加入りの表明」をしないよう要請書を渡し藤村修官房長官に申し入れました。
藤村長官は、訪米日程そのものを含め、対応は「未定だ」と述べるにとどめました。
要請書では、国民的議論も国民合意もまったくない状況で交渉参加入りの表明をおこなうことは、「国民をだます背信行為であり、断じて許すことができない」としています。そのうえで、政府の手続きとして、▽政府の統一方針が確立されるまでは、関係国との事前協議は中断すること▽十分かつ正確な情報開示▽公正・公平で広範な国民的議論の徹底などを求めています。
萬歳氏は、訪米前の首相との面会も求めました。